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口臭に対して歯科領域からアプローチしうる専門外来です。お口のにおいが気になる方、身近な方からの指摘を受けて口臭の原因を知りたい方を対象に、検査と治療を行います。
Q
口臭が起こる原因は?
A
口臭の原因は大きく分けて4つのタイプに分けることができます一般的な口臭の中でも、朝起きた時・空腹時・緊張時・女性の生理時や妊娠時の口臭は、唾液の分泌が抑えられることが原因の、一時的なものです。
喫煙・お酒・コーヒーなど、においの強い食べ物や飲み物をとったあとの食べ物に由来するタイプも一般的な口臭です。
病的な口臭のうち、むし歯・歯周病など口腔内の病気による口臭は原因のなかでも最も多いケースです。
また、舌苔という舌の表面にできる苔状のものが口臭の原因となることがあります。
口腔外の原因では副鼻腔炎・糖尿病・腎臓炎に由来するものや、呼吸器異常・消化器異常・肝臓疾患などがあります。
当医院では、お口の中が原因によるものを治療いたします。
※表は横にスクロールできます。
問診票に必要事項を記入いただいたうえで、口臭のお悩みを伺います。
口臭のレベル、原因物質を専門の検査機器で調べます。
オーラルクロマ
口臭の主要な原因となる硫化水素・メチルカプタン・ジメチルサルファイドというガスの濃度をそれぞれ測定します。
菌の種類などを位相差顕微鏡を用いて調べます。
口臭の原因が歯科領域の問題であれば、検査結果をもとに食事指導、虫歯の治療・歯周病の治療と、定期的なプロフェッショナルケア、ご家庭でのセルフケアの指導などを行います。
プロデンティスは口臭対策のタブレットで、ラクトバチルス・ロイテリ菌という乳酸菌が配合されています。
口の中には数多くの細菌が存在しており、口臭の成分を作り出してしまう細菌(悪玉菌)や、身体にとって役に立つ細菌(善玉菌、プロバイオティクスとも言います)が存在します。
体内に存在する細菌のうち、善玉菌として代表的なものに乳酸菌がありますが、プロデンティスに含まれるラクトバチルス・ロイデリ菌は数千種類ある乳酸菌のうちの1つです。
プロデンティスがどうして口臭に作用するのか
プロデンティスを服用し体内にもともと存在している善玉菌であるラクトバチルス・ロイデリ菌を増やすことで、口臭を作り出している悪玉菌を減らすことができます。
ラクトバチルス・ロイデリ菌は口臭を作る悪玉菌である歯周病菌の増殖を抑えることもわかっています。
ただし、このタブレットのみで歯周病の治療ができるわけではありません。
歯周病にかかっている場合は歯科医院による歯周病の専門的な治療が必要です。
舌に舌苔(ぜったい)と呼ばれるコケのような汚れが付いていると、中に潜む細菌が口臭の原因となる場合があります。
口臭が気になる方は舌クリーニングでキレイにし、細菌由来の口臭を減らしましょう。